映画『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』本予告
ジェニファー・ローレンスが主演を務める映画『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』が、6月12日(金)より全国公開されることが決定した。あわせて本予告映像とポスタービジュアルが公開された。
詳細はこちら
https://realsound.jp/movie/2026/04/po…
■公開情報
『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』
2026年6月12日(金)全国公開
出演:ジェニファー・ローレンス、ロバート・パティンソン
監督:リン・ラムジー
原作:アリアナ・ハルウィッツ『死んでよ、アモール』(宮﨑真紀訳/早川書房刊)
配給:クロックワークス
2025年/アメリカ・イギリス/118分/スタンダード/5.1ch/原題:DIE MY LOVE/字幕翻訳:平井かおり/PG12
©2025 DIE MY LOVE, LLC.
公式サイト:https://klockworx.com/diemylove
ジェニファー・ローレンスが突然服を脱ぎ出し…産後うつ描く映画『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』本編映像
出産をきっかけに精神的に追い詰められる女性の姿を描いたアリアナ・ハルウィッツの小説「死んでよ、アモール」を映画化し、第78回カンヌ国際映画祭で上映されたドラマ。子供を授かって幸せの絶頂にいた女性が、言いようのない重圧や深い孤独に苛まされていく。メガホンを取るのは『少年は残酷な弓を射る』などのリン・ラムジー。『ドント・ルック・アップ』などのジェニファー・ローレンス、『ミッキー17』などのロバート・パティンソンらが出演する。
作品情報:https://www.cinematoday.jp/movie/T003…
配給:クロックワークス
(C) 2025 DIE MY LOVE, LLC.
「ビューティフル・デイ」「少年は残酷な弓を射る」のリン・ラムジー監督が、ジェニファー・ローレンスとロバート・パティンソンを主演に迎え、愛と狂気の狭間で揺れる夫婦の姿を描いた心理ドラマ。第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、第83回ゴールデングローブ賞ドラマ部門主演女優賞にもノミネートされた。
田舎町に移り住んだ作家のグレースは、夫ジャクソンとともに新たな生活を始める。穏やかな日々が続くはずだったが、出産をきっかけに彼女の生活は一変。執筆活動は滞り、育児による重圧と孤独、さらに断片的に訪れる幻覚が、日常を徐々に歪めていく。やがて現実と幻想の境界が揺らぎはじめ、グレースの精神は静かに、しかし確実に崩壊へと向かっていく。
主人公グレースを演じるのは、「世界にひとつのプレイブック」でアカデミー主演女優賞に輝いたジェニファー・ローレンス。本作ではプロデューサーも兼任し、出産後の女性が抱える孤独や不安を、自身の出産経験も生かした役作りで体現。夫ジャクソンには、「THE BATMAN ザ・バットマン」のロバート・パティンソンが扮した。原作はアリアナ・ハルウィッツによる小説「死んでよ、アモール」。プロデューサーとしてマーティン・スコセッシが名を連ねる。
2025年製作/118分/PG12/アメリカ・イギリス合作
原題または英題:Die My Love
配給:クロックワークス
劇場公開日:2026年6月12日
ジェニファー・ローレンスJennifer Lawrence
米ケンタッキー州・ルイスビルで生まれ育つ。14歳のとき、ニューヨーク旅行中に芸能事務所のオーディションを受け、ショウビズ界に足を踏み入れる。その後TVドラマに出演するようになり、一家でニューヨークに移り住む。スクリーンデビューを果たした2008年は、「早熟のアイオワ」で主演を務め、「あの日、欲望の大地で」でベネチア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞。「ウィンターズ・ボーン」(10)でアカデミー主演女優賞に初ノミネートされた。「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」(11)にミスティーク役で出演後、人気ヤングアダルト小説を映画化した「ハンガー・ゲーム」4部作(12~15)の主人公カットニス役で人気を確立。デビッド・O・ラッセル監督の「世界にひとつのプレイブック」(12)でアカデミー主演女優賞を受賞し、若手女優の中でも抜きんでた存在となった。その後もラッセル監督の「アメリカン・ハッスル」(13)でゴールデングローブ賞助演女優賞に輝き、アカデミー助演女優賞にノミネート。ラッセル監督と3度目のタッグとなった「JOY」(15)で、ゴールデングローブ賞主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)を受賞し、3度目のアカデミー主演女優賞候補となる。「X-MEN」シリーズでは、「ファースト・ジェネレーション」の続編「フューチャー&パスト」(14)と「アポカリプス(原題)」(16)にも出演する。
https://eiga.com/news/20260612/22
ジェニファー・ローレンスは“野生の獣”だった――出産、育児の重圧、セックスレス…リン・ラムジー監督が語る新作の裏側【インタビュー】
公式サイト:https://klockworx.com/diemylove
2026年06月12日公開
上映中
DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ
DIE MY LOVE
© 2025 DIE MY LOVE, LLC.2025年製作 アメリカ・イギリス
上映時間:118分
音声:5.1ch
アスペクト比:スタンダード
崩壊に、溺れる
カンヌ映画祭、騒然!
第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門はじめ、第83回ゴールデングローブ賞ドラマ部門主演女優賞にノミネートされ、世界各国の映画賞を席巻した衝撃作『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』。初上映となったカンヌ国際映画祭では上映後、場内が騒然とするなか9分間に及ぶスタンディングオベーションが巻き起こった。
ジェニファー・ローレンス×リン・ラムジー監督が放つ、愛と狂気に打ちのめされる衝撃の映像体験
作家のグレースは、夫ジャクソンとともに田舎町へ移り、静かな新居での暮らしを始める。穏やかな風景に包まれたその場所は、彼女に安らぎをもたらすはずだった。しかし、出産をきっかけに執筆は滞り、重圧と深い孤独、そして断片的に訪れる幻覚が、日常を少しずつ歪めていく。やがて現実と幻想の境界は揺らぎ、彼女の心は音もなく崩れ落ちる。崩壊の果てにあるのは、愛か――それとも、狂気か。
グレースを演じるのは、『世界にひとつのプレイブック』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したジェニファー・ローレンス。出産を機に孤独や重圧に追い詰められていく主人公を、自身の経験も活かした体当たりの怪演で魅せる。夫ジャクソンを演じるのは、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のロバート・パティンソン。映画界のトップ俳優である二人が、愛と狂気の狭間で揺れる夫婦の姿を鮮烈に体現する。監督を務めるのは、『少年は残酷な弓を射る』『ビューティフル・デイ』のリン・ラムジー。唯一無二の大胆な映像表現で観る者をグレースの精神世界へと引きずり込む。
Story
ストーリー
情熱的に愛し合うグレースとジャクソン。ニューヨークを離れて田舎町へと移り住んだ二人は、結婚してまもなく子供を授かる。しかし、幸せの絶頂にあるはずの日常は、それを境に静かに軋み始める。作家であるグレースは執筆が滞り、言葉は思うように出てこない。ジャクソンとの関係もすれ違い、セックスレスに。満たされない欲望。言いようのない不安と苛立ち。閉ざされた日々のなかで、行き場を失った感情が積み重なっていく。そんな彼女を気遣う周囲の声は空しく、孤独はさらに深まるばかり。やがて現実に滲むように浮かび上がる幻覚が、静かに彼女の心を蝕んでいく。正気と狂気の狭間で揺れるグレース。激しさを増していく夫との衝突。そして、極限まで張り詰めていた心の糸が切れたとき、その先に待ち受けるものとは――。
Data
作品情報
- Cast
ジェニファー・ローレンス
ロバート・パティンソン
シシー・スペイセク
ニック・ノルティ
ラキース・スタンフィールド - Staff
監督:リン・ラムジー
原作:アリアナ・ハルウィッツ『死んでよ、アモール』(宮﨑真紀訳)早川書房刊
https://ja.wikipedia.org/wiki/リン・ラムジー
横浜ブルク13:14:10-16:20 (118分)
https://ttcg.jp/human_shibuya/movie/1327400.html
映画『Die, My Love』の原作、スコセッシが映画化権を取得したアルゼンチン人女性作家の小説
ブッカー国際賞ノミネートをはじめ世界的に高い評価を受けた『Matate, amor』を、『死んでよ、アモール』の邦題で、宮﨑真紀さんの翻訳により6月4日刊行。
2012年にスペイン語で出版され、2017年に英訳されたアリアナ・ハルヴィスの小説『Die, My Love』(原題:Matate, amor)は、フランスの田舎を舞台に、主人公の女性の激しい内面を描いた物語である。語り手の女性は大学教育を受けた外国人として、田舎に夫と幼い子どもとともに暮らしている。
物語は、精神的な不調とその恐怖に苦しむ一人の女性の姿を内面から描き出す。彼女は産後うつに苦しんでいるようにも見えるが、その脆弱な精神状態は結婚や出産以前から存在していたことも示唆されている。
物語は苛烈な場面から始まる。語り手の女性は藪に身を潜め、夫と息子の様子を密かに覗き見ている。倒木の間に横たわり、心中には不穏で暴力的な思考が渦巻き、自らの血を流すためのナイフを夢想している。子を授かった性行為を悔やみ、自らを「頭のおかしい、救いようのない外国人」と見なしている。
彼女の内面の語りは、激しさに満ちた意識の奔流であり、攻撃性や自傷願望、幻覚と現実の区別の困難さが露わとなっている。母性や性、関係性の凡庸さに耐えきれず、赤ん坊の世話に応じることができずに、「私は母親、それだけ。でもそれを後悔してる。でもそれさえ言えない」と語る。彼女はたびたび赤ん坊から逃れたいと願い、「死にたい」とさえ口にする。
この語り手は田舎の生活と家庭の閉塞感に息苦しさを覚え、孤独と退屈に苛まれながら、社会的な期待や常識の境界に対して激しく反発する。他者を攻撃したり、暴力の幻想に浸ったりする描写も多い。夫との関係は極端な愛憎が入り混じるものであり、互いを軽蔑しながらも「愛してる」という言葉を機械的に使い続け、「二度と会いたくない、愛してる」や「死んでくれ、愛してる」といった矛盾に満ちたやり取りがなされる。
この小説は、残酷で不安定、そして生々しい筆致で描かれており、母性や家庭生活に対する通念を根本から揺さぶる作品である。母親であることが牢獄であり、罠であり、逃れがたい凡庸な運命であることを告発する。
本作の大きな特徴の一つは、産後うつや母親の暗部といった、社会的にタブーとされがちなテーマに真正面から向き合っている点である。著者自身、自身の作品が「挑発的で政治的に正しくない」テーマを扱っていることを認めている。彼女は、書くことは「不快にさせること」であり、「汚物をかき回すこと」であると述べており、文学における「政治的正しさは今世紀の壊疽である」と強く批判している。本書は、こうした著者の文学的信条を体現する作品と言える。
アリアナ・ハルヴィスは1977年生まれのユダヤ系アルゼンチン人作家で、ブエノスアイレスで脚本と演劇を学んだ経歴を持つ。29歳の時にフランスに移住し、故郷での大学教授の職からベビーシッターに転身した。その後、ホロコースト記念館での勤務やスペイン語教師も務めた経験がある。YouTubeのインタビュー動画では、アルゼンチンからフランスへの移住について知人から「裏切り者」「反愛国者」としてバッシングされたが、後述するスコセッシが手がけた映画化により、手のひら返しで「アルゼンチン代表」として扱われるようになったことを皮肉まじりに語っている。
本作は三部作の一つとして位置付けられている。第二部の『Feebleminded』(原題:La débil mental)は、母親と娘の間の複雑で病的な関係が描かれており、娘が語り手となる。娘には既婚者の愛人がおり、相手から別れを告げられたことから、母娘がその愛人に復讐する動機で自宅に誘惑する。作中では母娘の矛盾した思いや抑圧的な関係が描かれる。第三部『Tender』(原題:Precoz)では、母親と息子が一緒に暮らしており、母息子の不道徳な関係、息子の成長、母親の愛人に対する執着などが描かれる。一連の作品を通して、著者は家族という概念や女性の役割への固定概念を解体し、人間の内面に潜む欲望や暴力性を生々しく描いている。
報道によるとマーティン・スコセッシが三部作の権利を取得し、『Die, My Love』をジェニファー・ローレンス主演で映画化を構想したという。本作はリン・ラムジーが監督を務め、ロバート・パティンソンが夫役を演じ、2025年カンヌ映画祭で上映され注目を集めた。三部作のすべてを映画化するかについて現時点では明らかにされいない。
『Die, My Love』は、産後の女性の激しい葛藤、家族関係の暗い側面、人間の本質に潜む暴力性や自己嫌悪といった、極めて重いテーマを扱っている。本書は、刺激的な表現や物語の面白さだけでなく、言語の力や人間の複雑な感情について深く考えさせる作品といえるだろう。
※2026年6月、早川書房より『死んでよ、アモール』の邦題で刊行されました
「ダイ、マイラブ」は「ケビンについて」を演出して世界的な好評を得たリン·ラムゼイ監督の新作で、今年の第78回フランスカンヌ映画祭のコンペティション部門進出作であり、パルムドールの候補作です。 出産にともなう心理的混沌と育児過程で女性だけが感じる不安感、子供に向けた愛の裏面で崩壊する母性愛を扱った「ダイ、マイラブ」