20180501ドキュメンタリー映画「コスタリカの奇跡~積極的平和国家のつくり方~」A BOLD PEACE (大胆な平和)

2018.05.01

椎野信雄

 

予告編

http://eiga.com/movie/87025/

1948年に軍隊を廃止。軍事予算を社会福祉に充て、国民の幸福度を最大化する道を選んだコスタリカの奇跡に迫ったドキュメンタリー。

世界には軍隊なしで国の平和を保ってきた国々がある。そんな数少ない国の一つで、1948年に常備軍を解体した国がコスタリカだ。コスタリカは軍事予算をゼロにしたことで、無料の教育、無料の医療を実現し、環境のために国家予算を振り分けてきた。その結果、地球の健全性や人々の幸福度、そして健康を図る指標「地球幸福度指数(HPI)」2016の世界ランキングにおいて140ヶ国中で世界一に輝いているのがコスタリカである。またラテンアメリカで最も安全とされている国でもある。

『コスタリカの奇跡~積極的平和国家のつくり方~』は、1948年から1949年にかけて行われた軍隊廃止の流れを追いながら、コスタリカが教育、医療、環境にどのように投資して行ったのかを詳しく説明する。アメリカでは公的債務、医療、そして軍事費が日増しに増大していっていることとは対照的だ。この映画は軍隊廃止を宣言したホセ・フィゲーレス・フェレールや、ノーベル平和賞を受賞したオスカル・アリアス・サンチェスなどの元大統領や、ジャーナリストや学者などが登場する。世界がモデルにすべき中米コスタリカの壮大で意欲的な国家建設プロジェクトが今明らかになる。

公式HP:https://www.cinemo.info/movie_detail.html?ck=48

http://unitedpeople.jp/archives/1734

http://www.uplink.co.jp/movie/2017/48594

http://sekinekenji.info/archives/1744

 

マシュー・エディー(Matthew Eddy)

共同監督/プロデューサー/脚本

サザン・ユタ大学の社会学の准教授で2児の父。オレゴン大学で社会学の博士課程を2013年に卒業。博士論文では数章を割いてコスタリカの歴史や非暴力的なコスタリカ人の国民性についての調査結果を書いている。映画『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』の撮影のために3年の夏を費やし、データ収集やインタビューを敢行した。本作が彼の初作品となる。彼は人権オブザーバーとしてメキシコのチアパス州やイスラエル・パレスチナにおいて非暴力抵抗運動に参加した経験を持つ。このような非暴力抵抗運動や国際人権NGOについて幾つかの記事を執筆している。

マイケル・ドレリング(Michael Dreiling)

共同監督/プロデューサー

オレゴン大学の社会学の准教授で3児の父。政治や環境社会学、国際貿易政策、平和学の学術的な専門性に加え、1995年にデトロイトで起きた新聞ストライキ(報道を止めさせる)においての活動家に迫ったドキュメンタリーをプロデュースした経験を持つ。またケーブルテレビのパブリック・アクセス権についての貢献を多数している。2冊の本の著者であり、多数の論文の執筆者でもある。大学で優秀な教授として表彰されたことのある彼は、非営利活動として非暴力運動や次世代のための環境保全活動、そしてフェアーな経済活動について活動している。映画『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』は正に子孫によりよい社会を届けるための映画となっている。

Story

1953年、アメリカのアイゼンハワー大統領(当時)は、軍産複合体を批判する有名な演説「鉄の十字架」別名「平和に機会を」で「世界は別の道を選ぶことはできないのだろうか?」と問いかけた。今日のコスタリカに、その「別の道」を見いだすことができる。
コスタリカは1948年に常備軍を撤廃。1949年には憲法にも規定された。以来、軍隊に頼らず、条約や国際法、そして国際機関との関係を強化しながら国際的な関係性の中で独自の安全保障体制を構築していった。
莫大な予算が必要となる軍事費の支払いから開放されたコスタリカは、この予算をよりよい教育や国民皆保険制度の実現のために振り分けてきた。1948年12月1日に軍隊廃止を宣言したホセ・フィゲーレス・フェレールの「兵士よりも多くの教師を」というスローガンは有名だ。
このように、コスタリカは国際的な連帯や国際法を基にした平和国家建設への道を決断し、70年近く常備軍を持つことなく平和を維持し、繁栄してきたのだ。本作は、コスタリカを根底から揺るがした1948年の内戦の頃から軍隊廃止までの道筋を紹介する。コスタリカはこれまでの数十年で幾つかの重大な危機を乗り越えてきた。しかし、現在直面する危機が最も手強いものかもしれない。
「20世紀半ば、ホセ・フィゲーレス・フェレールが非武装を「制度化」した。
その後継者たちは、教育や医療、福祉を充実させることで、非武装を「文化」
にまで昇華させた。
21世紀の現在、彼らは環境問題に取り組むことで、その文化をさらに発展させようとしている。」
-足立力也(『丸腰国家―軍隊を放棄したコスタリカの平和戦略― 』著者)

https://ja.wikipedia.org/wiki/コスタリカ

ホセ・フィゲーレス・フェレールJosé Figueres Ferrer

https://en.wikipedia.org/wiki/José_Figueres_Ferrer

オスカル・ラファエル・デ・ヘスス・アリアス・サンチェス(Óscar Rafael de Jesús Arias Sánchez)アリアス大統領(第43代・第48代)ノーベル平和賞(1987年)

https://ja.wikipedia.org/wiki/オスカル・アリアス・サンチェス

https://arias.or.cr/?lang=en

 

横浜シネマリン:10:00-11:35 (90分)

https://cinemarine.co.jp/costarica/

 

#61 足立力也、映画「コスタリカの奇跡」を語る。その1

https://youtu.be/x_5LffzBP8I

#62 足立力也、映画「コスタリカの奇跡」を語る。その2

https://youtu.be/Lk42TTvCGvQ

コスタリカから学ぶ平和と民主主義

https://youtu.be/2eveF_s8W-Q

軍隊のない国コスタリカに学ぶ平和・民主主義 足立力也講演会

https://youtu.be/5SaXpIcwXzo

足立力也講演会~軍隊を放棄したコスタリカの平和戦略

https://youtu.be/y2o7QVWYmUg

 

 

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