20180526映画「ダリダ~あまい囁き~」Dalida

2018.05.27

椎野信雄

 

予告編

https://eiga.com/movie/88383/

アラン・ドロンとのデュエット曲で一世を風靡したフランスの歌姫ダリダ。愛に向かって生きたその生涯を、数々の名曲と華やかなファッションで描く。

 

イタリア移民の家系でエジプト・カイロに生まれ育った少女ヨランダ(スヴェヴァ・アルヴィティ)。幼い頃は、眼鏡姿をいじめられ自分はブスだと思いこんでいたが、16歳で自分を苦しめていた眼鏡と決別する。
数年後、ヨランダは「ダリダ」として、ミス・エジプトの栄冠に輝いた美貌とエキゾチックな歌声で、フランス全土に社会現象を巻き起こし、スターの座に上りつめていた。ビジネスパートナーのルシアン(ジャン=ポール・ルーヴ)には妻がいたが、ふたりは愛し合いやがて結婚する。

ダリダには“夫と子供を持つ夢”があったが、ルシアンはダリダのキャリアを優先してしまうのだった。結婚からわずか1か月後、画家のジャン(ニールス・シュナイダー)と新たな恋におちる。不倫をしたダリダへの世間の風当たりは強かったが、弟のブルーノ(リッカルド・スカマルチョ)のサポートもあり、歌手として成功を収め、元夫のルシアンとも友人としての絆を取り戻していく。

新恋人のイタリア人歌手ルイジ・テンコ(アレッサンドロ・ボルギ)と過ごす音楽祭の夜、スターとしてステージに立つダリダの影で、一次審査で落選したルイジは絶望し、「人間は死に向かって生きる存在だ」という尊敬するハイデガーの言葉を実行してしまった―。絶望から立ち上がったダリダは、アラン・ドロンとのデュエット曲「あまい囁き」が大ヒットし、“ドロンとの熱愛発覚”と騒がれた時も、新恋人のリシャール(ニコラ・デュヴォシェル)に夢中だった。出会いと別れに傷つきながらも、その全てを歌にのせてステージで輝き続けるダリダ。しかし、再び悲しい別れが待っていた――

 

公式サイト:http://dalida-movie.jp

 

監督・脚本:リサ・アズエロス

1965年フランス生まれ。母は『太陽がいっぱい』などに出演した女優マリー・ラフォレ。TVシリーズの脚本家としてキャリアをスタートし、脚本も手掛けたヴァンサン・カッセル出演『Ainsi soient-elles』(95)で監督デビュー。その後、ソフィー・マルソー主演『LOL(ロル) ~愛のファンタジー~』(08)の監督・脚本を務め、モンテカルロ・コメディ映画祭審査員賞を受賞。再びマルソーを主演に迎えた『ソフィー・マルソーの秘められた出会い』(14・未)では、製作、監督、脚本、出演を果たす。また、ジャン=フランソワ・リシェ監督、ヴァンサン・カッセル主演『避暑地で魔が差して』(15・未)の脚本も担当する。

 

角川シネマ有楽町:13:05-15:20 (127分)

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/ダリダ

http://dalida.com

https://en.wikipedia.org/wiki/Dalida

 

デリダについて

1933~1945年| 0~12歳| 誕生~幼少期

1933年1月17日、エジプトのカイロに生まれ。本名ヨランダ・クリスティーナ・ジリオッティ。イタリア移民の家系で、父・ピエトロはバイオリン奏者。母・ジュゼッピーナ、兄・オーランド、弟・ブルーノの5人家族。幼い頃に目の手術を受け眼鏡をかけて過ごす。父はダリダが12歳の時に病死。

1949~1954年| 16~21歳
ミス・オンディーヌ&ミス・エジプト

自分を苦しめていた眼鏡と決別。1952年、ミス・オンディーヌの美人コンテストと、ミス・エジプトコンテストの栄冠に輝く。9月、スクリーンデビューし「デリラ」という芸名になる。

1955年| 22歳| パリへ ~ “ダリダ”誕生

単身パリへ渡る。「ダリダ」と名乗り、生活のためにキャバレーで歌い始める。

1956年| 23歳| ルシアンとの出会い

1956年4月9日、オランピア劇場で行われた「明日のナンバーワン」という新人コンテストで、ヨーロッパ1ラジオ局の芸術監督ルシアンが、舞台に立ったダリダに一目で虜になる。

1956~1957年| 23~24歳| バンビーノ現象

1956年8月28日、「Madona」でデビュー。続いて「Le Torrent」を発表。さらにデビューから2か月後の10月28日、「バンビーノ」を発表。3週間で30万枚の大ヒットとなり、ゴールドディスクを受賞。今日までの総売上数は4,000万枚。

1961年| 28歳| 結婚

1961年4月18日、5年間関係が続いていたルシアンと結婚。しかし1ヶ月後、ポーランド人の画家ジャン・ソビエスキーと出会い恋に落ちる。ルシアンはラジオでダリダの曲を流すことを拒否し、復讐をした。

1961年| 28歳| 成功

1961年12月6日、オランピア劇場でのショーが大成功し、エディット・ピアフからは「私の次はあなたよ」と賛辞が贈られた。モンマルトルに6階建ての家を購入。生涯その家に住み続けた。

1966年| 33歳| ルイジとの出会い

1966年夏、イタリア人歌手のルイジ・テンコと出会う。同年9月に再会し恋人同士になるが、2人の関係は世間には秘密だった。

1967年| 34歳| 最初の悲劇

1967年1月27日、ルイジが、サンレモ音楽祭の一次審査で落選し、その後ホテルで拳銃自殺。2月26日、ダリダは睡眠薬で後追い自殺を図るが、5日間の昏睡状態の後、一命をとりとめる。

1967年| 34歳| 18歳の彼

1967年12月、12歳年下のイタリア人青年ルチオに出会う。ダリダは妊娠したが父親になるには若すぎると、ルチオに黙ったまま中絶。後に手術のせいで子供を産めない体になってしまったことを知り、生涯悔いた。1974年1月18日に発表された「18歳の彼」の歌詞の裏には、この秘密のラブストーリーがあった。

1970年| 37歳| 新たなスタート ~ 別れ

1970年7月1日、弟・ブルーノがプロデューサーとなり、インターナショナル・ショーという会社(のちのプロダクションズ・オーランド)を設立し新たなスタートを切る。同年9月11日、元夫のルシアンが拳銃自殺。愛する人の自殺が2人目となる辛い出来事だった。

1972年| 39歳| サンジェルマン伯爵

1972年10月21日、サンジェルマン伯爵の生まれ変わりで錬金術と名乗るリシャール・シャンフレーに出会い、情熱的な恋に落ちる。ある晩、リシャールが強盗と勘違いし家政婦の恋人を銃で撃ってしまうが、ダリダが保釈金を支払い、執行猶予付きの1年の実刑と罰金となり、ダリダの元に帰ってきた。

1973~1974年| 40~41歳| あまい囁き

1973年1月17日、ブルーノがイタリアから持ち帰ってきた「Parole, Parole(あまい囁き)」をアラン・ドロンとデュエットし全世界で大ヒット。1974年2月18日、「愛するジジ」を発表、12カ国のヒットチャートのトップになる。

1976~1979年| 43~46歳| ディスコ

昔の曲をディスコビートにアレンジしたアルバムを次々に発表。1979年6月15日、「Laissez-moi Danser」でプラチナを達成。46歳で、パレ・デ・スポールで18回にわたる大規模なショーを開催。4,000人の観客の前で連日舞台に立った。

1981~1983年| 48~50歳| 3度目の悲劇

1981年、破綻していたリシャールとの関係が終わりを迎えた。2年後の1983年7月20日、リシャールが自殺。ダリダはついに3人も愛する人を自殺で失ってしまった。

1986年| 53歳| 故郷カイロへの凱旋

1986年9月29日、故郷カイロで、ユーセフ・シャヒーン監督『The Sixth Day』のプレミアが開催。主演のダリダの姿に300万人ものエジプト人が熱狂し成功を祝った。

1987年| 54歳| 最後の別れ

1987年5月3日、枕元に「人生に耐えられない。許して。」と遺書を残し、自宅の寝室で睡眠薬を服用し自殺。享年54歳。

 

Bésame mucho (”Kiss Me Much”)

Bésame, bésame mucho,
Como si fuera esta noche la última vez.
Bésame, bésame mucho,

Que tengo miedo perderte, perderte después.

私にキスをして、たくさんキスをして
今夜が最後かもしれないから
私にキスをして、たくさんキスをして

あなたを失うのが怖い、この後あなたを失うのが怖い

Quiero tenerte muy cerca,
Mirarme en tus ojos, verte junto a mí.
Piensa que tal vez mañana

Yo ya estaré lejos, muy lejos de tí.

あなたを抱きしめたい
あなたの目を見て、私の隣にいるあなたを
私はたぶん明日あなたと別れ

とても遠い遠いところへ行かなければならないから

Bésame, bésame mucho,
Como si fuera esta noche la última vez.
Bésame, bésame mucho,

Que tengo miedo perderte, perderte después.

私にキスをして、たくさんキスをして
今夜が最後かもしれないから
私にキスをして、たくさんキスをして

あなたを失うのが怖い、この後あなたを失うのが怖い

 

https://youtu.be/kDgqgQZ_IuY

 

 

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