20241117NHKこころの時代「宮沢賢治 久遠の宇宙に生きる」全6回のシリーズ第2回「春」と「修羅」のはざまで

2024.11.22
https://youtu.be/mHeAMfsLAfY?si=zKqaKRQ3s-mYYdix

こころの時代] 宮沢賢治 生前唯一の難解な詩集「春と修羅」を読み解く (朗読:加瀬亮/水墨画:CHiNPAN) | NHK

NHKこころの時代「宮沢賢治 久遠の宇宙に生きる」

全6回のシリーズ

講師(日蓮宗の僧侶・仏教学者)北川前肇 2023年

https://ja.wikipedia.org/wiki/六道

「六道」

・地獄道(じごく)        三悪趣(三悪道)

・餓鬼道(がき)

・畜生道(ちくしょう)

・修羅(阿修羅)道(しゅら)   三善趣(三善道)

・人道(人間)

・天道

初期仏教では、地獄・餓鬼・畜生・人・天を五道とし、修羅はなかった。

人は因果応報(いんがおうほう)により、死後はこの六道を輪廻転生(りんねてんせい)する(生死を繰返しながら流転する)

https://kotobank.jp/word/六道-152669

「修羅」

https://kotobank.jp/word/修羅-78304

阿修羅あしゅら」の略。常に帝釈天と戦っている悪神。

修羅道」の略。

醜い争いや果てしのない闘い、また激しい感情のあらわれなどのたとえ。

嫉妬、猜疑(さいぎ)から起こる争い。また、長い闘争、戦争、激しい怒り、情念などのたとえ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/宮沢賢治

1896年明治29年〉8月27日1933年昭和8年〉9月21日

1924年(大正13年)4月20日『心象スケツチ 春と修羅』刊行。

生前に刊行された唯一の詩集として『春と修羅』、同じく童話集として『注文の多い料理店』がある。

『妙法蓮華経』との出会い。

国柱会(純正日蓮主義

https://ja.wikipedia.org/wiki/国柱会
https://kotobank.jp/word/国柱会-64119

理事)高知尾智燿(たかち お ちよう)(1883~1976)

「法華文学」

高知尾師ノ奨メニヨリ

法華文学ノ創作

名ヲアラハサズ

報ヲウケズ

貢高ノ心ヲ離レ

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ibk1952/51/2/51_2_952/_pdf/-char/ja
https://blog.goo.ne.jp/suzukishuhoku/e/a26f4e292fe3e147688a5baf2d2bfb7e

宮沢清六 「兄のトランク」 筑摩書房 1987

「春と修羅」1924  序

https://mukei-r.net/poem-kenzi/syura1-0.htm

わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
(あらゆる透明な幽霊の複合体)
風景やみんなといつしよに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です
(ひかりはたもち その電燈は失はれ)

これらは二十二箇月の
過去とかんずる方角から
紙と鉱質インクをつらね
(すべてわたくしと明滅し
 みんなが同時に感ずるもの)
ここまでたもちつゞけられた
かげとひかりのひとくさりづつ
そのとほりの心象スケツチです

これらについて人や銀河や修羅や海胆は
宇宙塵をたべ または空気や塩水を呼吸しながら
それぞれ新鮮な本体論もかんがへませうが
それらも畢竟こゝろのひとつの風物です
たゞたしかに記録されたこれらのけしきは
記録されたそのとほりのこのけしきで
それが虚無ならば虚無自身がこのとほりで
ある程度まではみんなに共通いたします
(すべてがわたくしの中のみんなであるやうに
 みんなのおのおののなかのすべてですから)

けれどもこれら新生代沖積世の
巨大に明るい時間の集積のなかで
正しくうつされた筈のこれらのことばが
わづかその一点にも均しい明暗のうちに
  (あるいは修羅の十億年)
すでにはやくもその組立や質を変じ
しかもわたくしも印刷者も
それを変らないとして感ずることは
傾向としてはあり得ます
けだしわれわれがわれわれの感官や
風景や人物をかんずるやうに
そしてたゞ共通に感ずるだけであるやうに
記録や歴史 あるいは地史といふものも
それのいろいろの論料(データ)といつしよに
(因果の時空的制約のもとに)
われわれがかんじてゐるのに過ぎません
おそらくこれから二千年もたつたころは
それ相当のちがつた地質学が流用され
相当した証拠もまた次次過去から現出し
みんなは二千年ぐらゐ前には
青ぞらいつぱいの無色な孔雀が居たとおもひ
新進の大学士たちは気圏のいちばんの上層
きらびやかな氷窒素[ひょうちっそ?]のあたりから
すてきな化石を発掘したり
あるいは白堊紀砂岩の層面に
透明な人類の巨大な足跡を
発見するかもしれません

すべてこれらの命題は
心象や時間それ自身の性質として
第四次延長のなかで主張されます

     大正十三年一月廿日
宮沢賢治

言葉の意味など

[二十二箇月]
・詩に付けられた日付が、1922年1月6日に始まって、「序」が1924年1月20日。

[本体論(ほんたいろん)]
・「オントロジー」つまり「存在論(そんざいろん)」のこと。「存在論」とはつまり、ここのあらゆる存在を成り立たせるべき意味、根拠を問いただす、すべての存在を成り立たせている存在の意味を探り出す、といったもの。(ちょっと適当解釈)

[畢竟(ひっきょう)]
・つまるところ。つまりは。

[修羅(しゅら)]
・阿修羅の住まう、修羅道は、仏教における六道(りくどう、ろくどう)のひとつで、処罰的な苦しみの渦巻く地獄道とは異なり、自ずから争い、戦い続ける世界とされている。

[氷窒素]
・窒素は沸点が約-196°Cで、融点が約-210 °Cなので、そこまで冷やすか、あるいは減圧すれば、固体窒素になる。果たして、氷窒素とはその固体窒素の意味なのかどうだかは、分かりませんが。

[第四次延長]
・アインシュタインの「相対性理論」と結びつけて考えるなら、空間三次元に時間軸を加えた四次元、の代理として、あるいはパラレル関係に、[三次元+心象]を目論んだ、ある種の延長領域を模索したものだという意味かも知れない。そんな気がしなくもない。(こらこら)

「法華経」

https://ja.wikipedia.org/wiki/法華経

大乗仏教の代表的な経典

大乗仏教の初期に成立した経典

初期の法華経はパーリ語でもなくサンスクリット語でもなくガンダーラ語か、さらに西の方であり法華経の起源自体がインド最西端或いは、アフガニスタンあたり

誰もが平等に成仏できるという、新しい仏教思想

法華経はお釈迦様の晩年8年間で説かれた教えであり、お釈迦様の集大成の教え

特に法華経は「諸経の王」と呼ばれ、すべてのお経の中でも無上最高の教え

梵語書名

法華経の梵語サンスクリット)の原題は『サッダルマ・プンダリーカ・スートラ』(: सद्धर्मपुण्डरीक सूत्र, Saddharma-Puṇḍarīka-Sūtra)である。逐語訳は「正しい・法・白蓮・経」で、意味は「白蓮華のように最も優れた正しい教え」(植木雅俊訳)である。

この梵語書名を、

  • 竺法護は286 年に「正法華経」と漢訳した。
  • 鳩摩羅什は406 年に「妙法蓮華経」と漢訳した。
  • 岩本裕は「正しい教えの白蓮」と訳した(岩波文庫『法華経』および中央公論社版『法華経』)。
  • 植木雅俊は「白蓮華のように最も優れた正しい教え」と訳した。

漢訳三本

  • 正法華経』10巻27竺法護訳、286年、大正蔵263)
  • 妙法蓮華経』8巻28品(鳩摩羅什訳、406年、大正蔵262)[7]
  • 添品妙法蓮華経』7巻27品(闍那崛多・達磨笈多共訳、601年、大正蔵264)

漢訳仏典圏では、鳩摩羅什訳の『妙法蓮華経』が「最も優れた翻訳」[注 4]として流行し

「法華経」ーー>日蓮 「立正安国論」1260

                          「南無妙法蓮華経」 日蓮宗

                            [南無阿弥陀仏]       浄土宗(法然)・浄土真宗(親鸞)・真宗・天台宗

浄土真宗(新蘭)

『大無量寿経(だいむりょうじゅきょう)』
『観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)』
『阿弥陀経(あみだきょう)』

https://kotobank.jp/word/大無量寿経-92079#:~:text=大無量寿経【だいむりょうじゅきょう】&text=無量寿経が正,根本聖典とされる%E3%80%82
https://ja.wikipedia.org/wiki/無量寿経
https://kotobank.jp/word/無量寿経-140923#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89

📺第2回 「春」と「修羅」のはざまで

【本放送】11月17日(日) 【再放送】11月23日(土)

https://ihatov.cc/blog/archives/2023/04/nhk_5.htm

 

2023年

 ・第1回「法華経」との出会い           

  放送:4月23日(日)再放送:4月29日(土)午後1時~2時

  • 第2回 「春」と「修羅」のはざまで
    放送:5月28日(日) 再放送:6月3日(土)
  • 第3回 「ほんたうのたべもの」としての童話
    放送:6月25日(日) 再放送:7月1日(土)
  • 第4回 あまねく「いのち」を見つめて
    放送:7月23日(日) 再放送:7月29日(土)
  • 第5回 理想郷「イーハトーブ」の創造
    放送:8月27日(日) 再放送:9月2日(土)
  • 第6回 「デクノボー」として生きる
    放送:9月24日(日) 再放送:9月30日(土)

テキスト:NHKこころの時代~宗教・人生~ 宮沢賢治 久遠の宇宙に生きる (NHKシリーズ) ムック

     北川 前肇 (著)NHK出版 (2023/3/25)

https://www.nhk-book.co.jp/detail/000069110682023.html?srsltid=AfmBOoqggqT25t8M-GaEulrhL5kP3ZuwYXYeA2JnDQkJ3UpLTily2bB_

第2回

https://youtu.be/mHeAMfsLAfY?si=yBKwKkgyG_i4gQob

昨年没後90年を迎えた宮沢賢治の宗教観にシリーズで迫る。第2回は難解とされる生前唯一の詩集『春と修羅』を仏教を切り口に読み解く【初回放送2023年5月28日】

『春と修羅』は賢治が生前に自費出版で出した69編からなる詩集。賢治はそれらを「心象スケッチ」と呼んだ。長い冬に耐えいのちが芽吹く光に満ちた「春」。仏教で人間が死んだあと輪廻する六道の中で争いやいさかいが絶えない「修羅」の世界。一見、相反するような言葉を並べた賢治の意図は何か。そこにはどんな人生の葛藤が秘められているのか。代表作「春と修羅」を手掛かりに、賢治の詩の世界を鑑賞し、ひもといてゆく。

https://youtu.be/zx_r8ieeyls?si=1r-PLJU7vlWDpivj

[こころの時代] 宮沢賢治 最愛の妹トシとの死別 詩に込めた賢治の思い(朗読:加瀬亮/水墨画:CHiNPAN) | NHK

https://youtu.be/c_tLeA2XXsg?si=_BIYvs06mcmrHLPT

[こころの時代] 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」と法華経の関係とは? (朗読:加瀬亮/水墨画:CHiNPAN) | NHK

https://youtu.be/WY8d33HeDKs?si=hNCYenZTkHp5mQpm

[こころの時代] 宮沢賢治「本統の百姓」をめざした賢治の願い(朗読:加瀬亮/水墨画:CHiNPAN) | NHK

https://youtu.be/R_c1kal2psE?si=sv8uL8NA6FQ3juv7

[こころの時代] 宮沢賢治「雨ニモマケズ」に現れる「デクノボー」の正体とは?(朗読:加瀬亮/水墨画:CHiNPAN) | NHK

https://youtu.be/hf4HeR2gKms?si=YwxppY60gcU2JToi

[こころの時代] 宮沢賢治 童話に込めた賢治のメッセージとは (朗読:加瀬亮/水墨画:CHiNPAN) | NHK

https://youtu.be/mHeAMfsLAfY?si=C0tbrHoVBp4EvPN6

[こころの時代] 宮沢賢治 生前唯一の難解な詩集「春と修羅」を読み解く (朗読:加瀬亮/水墨画:CHiNPAN) | NHK

昨年、没後90年を機にお届けした6回シリーズ「宮沢賢治 久遠の宇宙に生きる」を10月からアンコール放送でお届けします。従来はファンタジー文学的側面から親しまれてきた宮沢賢治を、彼の“核”となった仏教思想の側面から光を当て、新しい宮沢賢治像を描き出します。『春と修羅』『銀河鉄道の夜』『雨ニモマケズ』…。名作の裏に秘められた、賢治の知られざる「心」とは?

📺第1回「法華経」との出会い

【本放送】10月20日(日) 【再放送】10月26日(土)

📺第2回 「春」と「修羅」のはざまで

【本放送】11月17日(日) 【再放送】11月23日(土)

📺第3回 「ほんたうのたべもの」としての童話

【本放送】12月15日(日) 【再放送】12月21日(土)

📺第4回  あまねく「いのち」を見つめて

【本放送】1月19日(日) 【再放送】1月25日(土)

📺第5回  理想郷「イーハトーブ」の創造

【本放送】2月16日(日) 【再放送】2月22日(土)

📺第6回 「デクノボー」として生きる

【本放送】3月16日(日) 【再放送】3月22日(土)

宮沢賢治は右翼だった 『銀河鉄道の夜』を僕が読み解くと・・・ /ゲスト・宮台真司さん(社会学者) 司会 尾形聡彦✖️望月衣塑子

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