絶賛上映中!『ウォーフェア 戦地最前線』特報
元特殊部隊員が、イラク戦争での実体験を、極限まで再現
<映画史上最もリアルな戦闘>に95分間耐えられるか――
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』で世界最大の国家の分断と内戦をリアルに描き議論を巻き起こした鬼才アレックス・ガーランド監督の最新作がついに解禁! 長年の従軍経験と特殊部隊教官の経歴を持つレイ・メンドーサを共同監督に迎え、彼の実体験を基に、同胞の兵士たちにも徹底した聞き取りを行い脚本を執筆。彼らの頭の片隅に残る鮮烈なトラウマが、フィクションでは決して描き得ない “戦争そのもの”をスクリーンに出現させる。
2006年、アメリカ軍特殊部隊8名の小隊は、イラクの危険地帯・ラマディで、アルカイダ幹部の監視と狙撃の任務に就いていた。ところが、想定よりも早く事態を察知した敵兵が先制攻撃を仕掛け、市街で突如全面衝突が始まる。退路もなく敵兵に完全包囲される中、重傷者が続出する。部隊の指揮をとることを諦める者、本部との通信を断つ者、悲鳴を上げる者……放心状態の隊員たちに、さらなる銃弾が降り注ぐ。小隊は逃げ場のないウォーフェア(=戦闘)から如何にして脱出するのか――。
メンドーサ本人役にはディファラオ・ウン=ア=タイ、『デトロイト』『ミッドサマー』のウィル・ポールターをはじめ、『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』『ファンタスティック4ファースト・ステップ』のジョセフ・クイン、『SHOGUN 将軍』のコズモ・ジャーヴィス、『メイ・ディセンバー ゆれる真実』のチャールズ・メルトンら、未来の映画界を担う若手俳優陣が集結。彼らの“演技”を超えた表情を容赦なく記録していく。
轟音が鳴り響く映画館で、観客は最前線の兵士の一人として“そのすべて”を受け止める。あなたはここで何を目にするのか? 何を感じるのか? 観る者の全神経を“震撼”させる熾烈な95分が幕を開ける。
===============
脚本・監督:アレックス・ガーランド(『シビル・ウォー アメリカ最後の日』)
レイ・メンドーサ(『シビル・ウォー アメリカ最後の日』『ローン・サバイバー』軍事アドバイザー)
キャスト:ディファラオ・ウン=ア=タイ、ウィル・ポールター、ジョセフ・クイン、
コズモ・ジャーヴィス、チャールズ・メルトン
配給:ハピネットファントム・スタジオ
© 2025 Real Time Situation LLC. All Rights Reserved.
2025/アメリカ/95分/英語/カラー/ビスタ/5.1ch/原題『WARFARE』/日本語字幕:佐藤恵子/PG12
レーティング: PG12
公式サイト:https://a24jp.com/films/warfare/
Xアカウント:https://x.com/A24HPS
絶賛上映中!『ウォーフェア 戦地最前線』本編映像
絶賛上映中!『ウォーフェア 戦地最前線』ブートキャンプ映像
全国上映中『ウォーフェア 戦地最前線』5分で分かる!戦況解説動画
元特殊部隊員が、イラク戦争での実体験を、極限まで再現
<映画史上最もリアルな戦闘>に95分間耐えられるか――
絶賛上映中!『ウォーフェア 戦地最前線』本編映像
元特殊部隊員が、イラク戦争での実体験を、極限まで再現
<映画史上最もリアルな戦闘>に95分間耐えられるか――
【キャスト&監督が語る!撮影の舞台裏】『ウォーフェア 戦地最前線』舞台裏映像はこちら
• 【キャスト&監督が語る!撮影の舞台裏】絶賛上映中『ウォーフェア 戦地最前線』舞台裏映像
絶賛上映中!『ウォーフェア 戦地最前線』軍人&監督コメント動画
【キャスト&監督が語る!撮影の舞台裏】絶賛上映中『ウォーフェア 戦地最前線』舞台裏映像
絶賛上映中!『ウォーフェア 戦地最前線』本予告(360度立体音響)
Warfare | Official Trailer HD | A24
SUBSCRIBE: http://bit.ly/A24subscribe
Written and directed by Iraq War Veteran Ray Mendoza and Civil War’s Alex Garland, and starring D’Pharaoh Woon-A-Tai, Will Poulter, Cosmo Jarvis, Kit Connor, Finn Bennett, Taylor John Smith, Michael Gandolfini, Adain Bradley, Noah Centineo, Evan Holtzman, Henrique Zaga, , with Joseph Quinn, and Charles Melton. WARFARE – In Theaters 2025.
RELEASE DATE: 2025
DIRECTOR: Ray Mendoza and Alex Garland
CAST: D’Pharaoh Woon-A-Tai, Will Poulter, Cosmo Jarvis, Kit Connor, Finn Bennett, Taylor John Smith, Michael Gandolfini, Adain Bradley, Noah Centineo, Evan Holtzman, Henrique Zaga, , with Joseph Quinn, and Charles Melton.
Like WARFARE on FACEBOOK: https://bit.ly/WarfareMovie_FB
Follow WARFARE on X: https://bit.ly/WarfareMovie_X
Follow WARFARE on INSTAGRAM: https://bit.ly/WarfareMovie_IG
——
ABOUT A24:
The studio behind MOONLIGHT, LADY BIRD, EX MACHINA, THE WITCH, EIGHTH GRADE, HEREDITARY & more.
Coming Soon: The Brutalist, Babygirl, The Legend of Ochi
絶賛上映中!『ウォーフェア 戦地最前線』ミッション動画
「シビル・ウォー アメリカ最後の日」のアレックス・ガーランド監督が、同作の軍事アドバイザーを務め、米軍特殊部隊として従軍経験を持つレイ・メンドーサを共同監督に迎えて手がけた戦争アクション。メンドーサのイラク戦争での実体験をもとに、最前線の極限状態を可能な限りリアルに再現した。
2006年、イラクの危険地帯ラマディ。アメリカ軍特殊部隊の8人の小隊が、アルカイダ幹部の監視と狙撃任務に就いていた。ところが、想定よりも早く事態を察知した敵が先制攻撃を仕掛け、市街地での全面衝突が勃発。退路を断たれた小隊は完全に包囲され、重傷者が続出する。部隊の指揮を執ることを諦める者、本部との通信を断つ者、悲鳴を上げる者など、現場は混迷を極めていく。そして負傷した仲間をひきずり、放心状態の隊員たちに、さらなる銃弾が降り注ぐ。
メンドーサの米軍特殊部隊での体験をもとに、同胞の兵士たちへの聞き取りも行って脚本を執筆。メンドーサ役を若手俳優ディファラオ・ウン=ア=タイが演じ、「デトロイト」「ミッドサマー」のウィル・ポールター、「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」「ファンタスティック4 ファースト・ステップ」のジョセフ・クイン、「SHOGUN 将軍」のコズモ・ジャービス、「メイ・ディセンバー ゆれる真実」のチャールズ・メルトンらが共演する。
2025年製作/95分/PG12/アメリカ
原題または英題:Warfare
配給:ハピネットファントム・スタジオ
劇場公開日:2026年1月16日
公式サイト:https://a24jp.com/films/warfare/
News
2026.01.15
1.16公開『ウォーフェア』精鋭部隊8名の95分脱出ミッション動画&相関図 が解禁
極限の95分、映画史上最もリアルな戦場に、あなたを閉じ込める――
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』を越える、圧倒的没入感に挑んだ『ウォーフェア 戦地最前線』より、
8名全員での脱出を命じられる<脱出ミッション特別動画>を解禁!
併せて解禁されたのは、強い絆で結ばれ、生死をともにする8名の精鋭部隊の関係性を捉えた相関図。
戦闘の最中に指揮を放棄してしまう指揮官エリック役をウィル・ポールター(『ミッドサマー』『デトロイト』)、
部隊を支える指揮役下士官サム役のジョセフ・クイン(「ストレンジャー・シングス 未知の世界」『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』)、
砲手トミー役のキット・コナー(『ロケットマン』「HEARTSTOPPER ハートストッパー」)のほか、
狙撃手フランク役のテイラー・ジョン・スミス(『ハンガー・ゲーム』『ザリガニの鳴くところ』)、
通信係であり本作の監督でもあるレイ・メンドーサ役の、ディファラオ・ウン=ア=タイ(「Reservation Dogs(原題)」)、
狙撃手であり、衛生兵でもあるエリオット役のコズモ・ジャーヴィス(「SHOGUN 将軍」)、
航空支援のレラス役としてアダイン・ブラッドリーが登場。
轟音と混沌の中、彼らはいかにして脱出を試みるのか。
【STORY】
2006年、イラク。監督を務めたメンドーサが所属していたアメリカ特殊部隊の小隊8名は、危険地帯ラマディで、アルカイダ幹部の監視と狙撃の任務についていた。ところが事態を察知した敵兵から先制攻撃を受け、突如全面衝突が始まる。反乱勢力に完全包囲され、負傷者が続出。救助を要請するが、さらなる攻撃を受け現場は地獄と化す。混乱の中、本部との通信を閉ざした通信兵・メンドーサ、指揮官のエリックは部隊への指示を完全に放棄し、皆から信頼される狙撃手のエリオット(愛称:ブージャー・ブー(鼻くそブーの意))は爆撃により意識を失ってしまう。痛みに耐えきれず叫び声を上げる者、鎮痛剤のモルヒネを打ち間違える者、持ち場を守らずパニックに陥る者。彼らは、逃げ場のないウォーフェア(=戦闘)から、いかにして脱出するのか。
『ウォーフェア 戦地最前線』は1.16(金)より全国ロードショー
Dolby Cinema、Dolby Atomos、極上爆音上映でも公開!
公式ページ:https://a24jp.com/films/warfare/
About
公開日
2026年1月16日(金)
監督・脚本
アレックス・ガーランド/ レイ・メンドーサ
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』
Alex Garland
1996年に発表した初の小説「ビーチ」でジェネレーションXの代弁者として脚光を浴び、同作は00年にダニー・ボイル監督、レオナルド・ディカプリオ主演で「ザ・ビーチ」として映画化される。続いて「28日後…」(02)、「サンシャイン2057」(07)の映画脚本を手がけ、ボイル監督と再タッグを組む。その間、小説第2作「四次元立方」がオキサイド・パン監督で「テッセラクト」(03)として映画化された。「28日後…」の続編「28週後…」(07)では製作総指揮を務め、カズオ・イシグロのベストセラー小説を映画化した「わたしを離さないで」(10)では脚本・製作総指揮を兼ねた。コミックが原作の「ジャッジ・ドレッド」(12)で脚本・製作を務め、15年のSFスリラー「Ex Machina」(15)では自身のオリジナル脚本で監督デビューを果たす。同作で英国インディペンデント・フィルム・アワードの脚本賞・監督賞をダブル受賞したほか、第88回アカデミー脚本賞にもノミネートされた。
出演
ディファラオ・ウン=ア=タイ
ウィル・ポールター
(『デトロイト』『ミッドサマー』)
ジョセフ・クイン
(『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』『ファンタスティック4ファースト・ステップ』)
コズモ・ジャーヴィス
(『SHOGUN 将軍』)
キット・コナー
(「ハートストッパー」)
チャールズ・メルトン
(『メイ・ディセンバー ゆれる真実』)
<極限の95分、映画史上最もリアルな戦場に、あなたを閉じ込める>
2006年、イラク。監督を務めたメンドーサが所属していたアメリカ特殊部隊の小隊8名は、危険地帯ラマディで、アルカイダ幹部の監視と狙撃の任務についていた。ところが事態を察知した敵兵から先制攻撃を受け、全面衝突が始まる。反乱勢力に完全包囲され、負傷者は続出。救助を要請するが、さらなる攻撃を受け現場は地獄と化す。本部との通信を閉ざした通信兵・メンドーサ、指揮官のエリックは部隊への指示を完全に放棄し、皆から信頼される狙撃手のエリオット(愛称:ブージャー・ブー(鼻くそブーの意))は爆撃により意識を失ってしまう。痛みに耐えきれず叫び声を上げる者、鎮痛剤のモルヒネを打ち間違える者、持ち場を守らずパニックに陥る者。彼らは逃げ場のない、轟音鳴り響くウォーフェア(戦闘)から、いかにして脱出するのか。
2026.01.16
『ウォーフェア 戦地最前線』の戦況・現場を解説
1月16日より絶賛上映中の『ウォーフェア 戦地最前線』より、ミリタリー識者/ライターの土居克臣さんにインタビューを実施!
本作の舞台となるイラク戦争下の背景や隊員の構成、銃器や装備について解説いただきました。
==========================
土居 克臣(ミリタリー識者/ライター)
本作は、イラク戦争帰還兵であるレイ・メンドーサ監督と当時共に闘った兵士たちの、「戦争を分かった気分になってほしくない」「観客の方にはリアルなものを見てほしい」という、切なる願いから生まれた作品である。母国に対して、自分たちを従軍させた政治家や各国の方たちにも見てもらい、母国アメリカが若者に何を課してきたのか報道されない真実を突きつけ、従軍する兵士たちへの責任を感じてもらいたい という強烈なメッセージを放つ。
Q1.イラク戦争とは――
2003年にアメリカのジュニア・ブッシュ政権が、イラクに大量破壊兵器があるという主張から、アメリカを中心としてイギリスやオーストラリアによる有志連合によって、イラクのフセイン政権を打倒した戦争。国際連合の合意がないままにアメリカとイギリスによる空爆と侵攻によって始まり、首都バクダッドは陥落、フセイン大統領は逃走の末に捕縛された。この間、約1年だったが、その後の2006年12月にフセイン大統領の死刑判決が下され、即座に執行された。
この同時期に、アルカイダ系武装勢力が支配するイラク西部の都市ラマディを制圧するために、アメリカ海兵隊を中心としたアメリカ軍が作戦を実行。町全体を戦場として、壮絶な市街地戦が繰り広げられた。
Q2.映画で描かれる2006年11月頃のミッションとは――
バグダットの西に位置する大都市ラマディは、イラク・アルカイダを主力とするイスラム過激武装勢力の拠点となっていた。
2003年からのイラク侵攻時、アメリカ軍とアルカイダなどテロ組織との戦いの中で、2006年にイラク国内での掃討作戦を実施。前年の「ファルージャの戦い」でアメリカ軍が航空機と車両(戦車)による派手な銃弾爆撃で市街地を破壊し、かなりの死傷者が出た為、(今回の映画で描かれた)ラマディの市街戦では地道に侵攻する作戦に変更した。
しかしながら、アルカイダ系過激派は地の利を生かし、隠れながら米兵を狙撃するヒット&アウェイ戦法(建物からライフルやRPGを発射すると同時に、隠れてしまう“盲撃ち戦法”)で抵抗。アメリカ軍を見つける度に手当たり次第に攻撃を続け、映画にも登場する即席爆弾IEDが多数仕掛けられた。
対してアメリカ軍はサーチ&デストロイ、つまり民間人なのか敵なのかを見分けてから捕縛・排除する作戦に切り替えていた時期だった。
監督が描いたあの日、2006年11月19日は、その一連の作戦の1つで、アルカイダの動きを監視・狙撃する任務を与えられていた。海軍特殊部隊(ネイビーシールズ)であった監督らは、あえて陸軍の迷彩服を着用し、紋章等役割のわかるバッジを外して、身分を隠しながら現地に潜伏していた。
Q3:映画に登場する用語について
敵兵に無線を傍受される可能性もあるため、チーム名を暗号化して呼んでいる。
・アルファ1とアルファ2=小隊の分隊。
・ブッシュマスター=アルファチームを救出に来た第26歩兵連隊第1大隊ブラボー中隊のニックネーム。
Q4:イラク戦争映画に多様される、空撮の映像
遠隔操縦航空機MQ-1プレデター(UAV:無人機)からの偵察映像。
上空からの熱探知で、人物や車両の動きを把握し、地上部隊に報告していた。
上空からでは敵味方の識別が不可能なので、地上部隊の位置情報を元に、その情報を共有していた。
Q5:部隊の構成について(通信兵、指揮官、下士役指揮官、狙撃兵、衛生兵、航空支援部隊)
部隊の構成は、アルカイダの動きを監視・狙撃する任務に応じて編成された構成である。少数で活動をする特殊部隊の小隊であるため、兼任している隊員が多いのも特徴的。
指揮官/指揮役下士官/通信兵/狙撃兵 兼 衛生兵/狙撃手/機関銃手/火力支援 兼 航空支援(2名)加えて、イラク人通訳が2名帯同していた。
Q6:銃撃戦の音、使用されている銃器について
銃撃シーンでは、敵味方が使う銃器によって発する音が違い、壁や道路に当たった弾の音なども被弾した素材に応じて音が変化している。
アルファワン小隊のシールズ隊員と海兵隊隊員がそれぞれ使用しているM4A1カービンは、セミオート(単発発射)による連続して引き金を引いて撃っている『タン・タン・タン』と比較的高めの音が特徴の5.56×45mm NATO弾を使用するアサルトライフルだ。各部にアクセサリー装着用のレールがあり、使用者個人が光学機器やライトなどを装着できるため劇中でも隊員によって違う仕様になっている。アルファ小隊の一部のシールズ隊員が使っているMk 18 Mod 0 CQBRは、市街地戦闘や室内のような狭い場所での取り回しを考えてM4A1カービンの銃身を短くしたモデルだ。M4A1カービンよりバレルが短い違いを表現するために発射音の高さが違っている。各種アクセサリーが装着できるのはM4A1カービンと同じである。
シールズのスナイパーが使っているSR-25は、高品質銃器メーカーのナイツ・アーマメントが開発した7.62×51mm NATO弾を使用するセミオートスナイパーライフルだ。M4A1カービンと同じ操作方法で扱うことができ、ボルトアクションスナイパーライフルの手動式装填と排莢とは異なり、アサルトライフル並みの自動装填と排莢で複数の標的を撃つことができる。映画『アメリカン・スナイパー』で有名になったシールズスナイパーのクリス・カイルもイラク戦争で同行する海兵隊隊員のサポートする際にはSR-25を使っていた。
シールズ隊員が使う機関銃は、5.56×45mm NATO弾をベルト給弾する機関銃Mk 46 Mod 0とMk 46 Mod 0の7.62×51mm NATO弾仕様の機関銃Mk 48 Mod 0である。どちらも短い間隔で規則的に『タ・タ・タ・タン』という発射音がするが、小口径高速弾である5.56×45mm NATO弾は高めの音で、小銃弾である7.62×51mm NATO弾は低めの音になっている。
イラク陸軍兵士と過激派が使う武器はAKMである。『トン・トン・トン』という低めの発射音が特徴の7.62×39mm弾を撃ち出すAKMは、AK-47アサルトライフルの改良型である。AK-47を始祖とするAKシリーズは、発展途上国の軍隊と過激派が同じ武器を使うほど、世界で最も流通をするアサルトライフルである。それぞれが使う銃器の差による音の違い以外にも、過激派が遠くから撃ってくるアサルトライフルの弾の飛来する音とシールズ隊員たちが近くで撃つ音の強弱の違いなども気にしていただけたらと思う。
Q7.装備・衣装について
迷彩服
メンドーサとシールズ隊員が特殊部隊である事を隠すために着る、グレー系ピクセル迷彩柄の戦闘服は、アメリカ陸軍が2005年4月から2019年9月30日まで採用していたUCP(Universal Camouflage Pattern)である。
海兵隊員たちが着るベージュ系ピクセル迷彩柄は、アメリカ政府が特許をもつMARPAT (Marine pattern)というアメリカ海兵隊が採用した迷彩で、2003年頃から使用が開始され、現在も使われている迷彩である。
イラク陸軍兵士が着ている戦闘服DBDU (Desert Battle Dress Uniform)は、通称『チョコチップ』又は『6カラーデザートカモ』と呼ばれる1980年代初頭から1990年代初頭までアメリカ軍に採用されていた砂漠迷彩柄だ。
レイのバックパック
マンパック無線機を収納したリュック、ケルティのMAP3500は、シールズの2000年装備で使うバックパックとして有名だ。
ヘルメット
レイのヘルメットについているナイトビジョンマウントは、ノロトスユニバーサルシュラウドという90年後半から2000年前半に使用されたもので、そのほかの隊員は、オプスコアのVASシュラウドというナイトビジョンマウントである。2005年に設立したオプスコア社の製品で2008~9年に採用された製品である。
ウエポンライト
エリック中尉のM4についているライトは、SureFire M952Vのようで最近のモデルと思われる。
Q8:非常にレアな戦車が登場。その種類は――?
2006年のラマディの戦いで使用された歩兵戦闘車、歩兵の輸送と火力支援を両立する装甲車は、M2ブラッドレー歩兵戦闘車だった。今回の撮影では代用車両として、冷戦末期の西ドイツでイギリス軍が使用したFV432/30という装甲兵員輸送車が使用され、FV432にFV721の砲塔を載せる改修型で、その生産数約13両という比較的マイナーなモデルだ。
イギリスのアルマージェドン社という映画『フューリー』を含めた映画やドキュメンタリー作品に出てくる戦車を撮影に貸し出す会社が用意したそうで、これをブラッドレーに似せるために、扉部分等をカスタマイズしている。
2026.01.15
「アレックス・ガーランド監督 インタビュー【後編】
こちらのインタビューは、1月16日公開『ウォーフェア 戦地最前線』にて、アレックス・ガーランド監督へ行ったインタビューの【後編】になります。
ぜひ【前編】をご覧になってからお読みください。
——本作は特定の主張をするのではなく、あくまで中立的な立場から起きたことを再現することに終始していますね。そのスタンスを取ることを重視した理由について教えてください。
アレックス・ガーランド:説明するのが難しいのですが…ひとつ言えるのは、これまで特定の主張を補強するための「批評的な戦争映画」が多くつくられてきたということ。私が伝えたいのは、戦争が良いか悪いかという話ではない。戦争が悪」なのは自明です。ウクライナやガザで起きていることを想像すれば明らかでしょう。まともに考えれば戦争が善のはずがない。他国に侵略をされたときのように、自衛として正当化される事例はありますが、だからといって「良いこと」にはなり得ません。
私は観客が知性を備えた大人であると信用しています。私が結論を押し付けなくとも、自らそういった考えを巡らせてくれるはず。これは妥当な想定だと思いますが、世の中にはそれとは対照的な想定でつくられた映画も少なくありません。むしろ多くの戦争映画は、何らかの意図で戦争を歪めている。戦闘描写も歪められていることがほとんどで、体験者の個人的視点から忠実に描かれた作品は極めて稀です。それは映画が私のような戦争を体験していない監督によってつくられるからでしょう。だからこそ実際に戦闘に巻き込まれた兵士の口から、戦争の実像を語ってもらうことに興味を惹かれたのです。当事者と話し、語る言葉を聞き、彼らに戦争について説明してもらう。そうでなければ、戦争についての我々の見解は信用できない情報源から得たものになってしまいます。私は兵士だったことはないし、これからもならないでしょう。だから私ができるのは戦争における兵士や民間人の声に耳を傾け、受け取ったものをそのまま伝えられるよう努めるだけ。そしてあとは観客の知性に委ねて、彼ら自身に結論を出してもらうのです。
——『シビル・ウォー』では戦争をジャーナリストが記憶していく姿を描き、本作では監督自身がジャーナリスト的な立場から戦争を映画として記録していますね。この「戦争を記憶すること」の意義をどのように考えているのでしょうか?
アレックス・ガーランド:戦争は人間が行うもっとも深刻な行為のひとつです。1970年に生まれた私は、世界中で常に何かしらの戦争が起きているという感覚を抱きながら成長しました。ただ同時に「世界大戦はどんな犠牲を払ってでも避けなければならない」という重要な教訓を、世界は過去から学んだという認識もありました。それは決して忘れられるはずがないものだった。しかし1970年以降、私が生きてきた55年の間に、その重要な教訓は100%きれいに忘れ去られたのだとはっきりわかります。たとえば現在のアメリカ大統領は、自身が語ったり言及していることの現実性をまったく理解していない。彼は「グリーンランドを米国の一部にするため軍事力を行使するかもしなない」などと何気なく口にしてしまう。両親が第二次世界大戦を経験した私や同世代の人間からすると見過ごせない異様な発想です。
だからこそレイのように戦争を知り、自分の話していることをはっきり理解している人の話が聞きたい。軍に何が起きているかを知れば、民間人に何が起きているかもわかります。そして世界で何が変わりつつあるのかもわかる。それは人々が互いに語り合うような突飛なおとぎ話とは対照的な真実の物語です。危険は確実に増している。だからこそ、これから起こり得る未来を考えれば、誠実ではない戦争映画をつくることは無責任だと私は思います。
——『プラトーン』や『ブラックホーク・ダウン』といった優れた戦争映画は数々ありますが、たしかに「真実味」という点で本作はどれとも違っていますね。ただ本作を観ながら唯一思い出した戦争映画は『炎628』でした。もちろん視点は異なりますが。
アレックス・ガーランド:『炎628』は戦争映画の中で5本の指に入る傑作だと思います。そしてその作品は『ウォーフェア』にも影響を与えています。というのも『炎628』の制作者や俳優たち——特に年配の俳優です——は、映画で描かれた出来事を実際に体験し、記憶していた人々でした。そしてそれが民間人の視点から描かれている。ある意味で幻想的な瞬間もある映画ですが、凄まじく誠実につくられ、驚くほどに本物の質感を宿し、見事なまでに人々に真実を伝えている作品です。『ブラックホーク・ダウン』も素晴らしい映画ですが、『炎628』が持つような誠実さには欠けていると思います。また『ウォーフェア』は、素晴らしいモノクロの戦争映画である『突撃』(1957)にも大きな影響を受けました。スタンリー・キューブリック監督の初期作品で、カース・ダグラスが出演しているのですが、この作品も真実味を宿していると思います。
しかし大抵の映画は、戦争を歪めて楽しめるように描いています。なぜなら本来の戦争は楽しいものではないから。それも理解はできるんです。クールな音楽が欲しいとか、格好良い俳優にクールな演技をしてもらいたいという気持ちはね。それは正当な要求であり、批判するつもりもありません。ただ戦争を美化して描き、半ば賞賛するようなものであれば話は別です。だからこそ、バランスを取るためにも現実を直視してもらう映画も必要だと私は思います。
——世界戦争の足音も日増しに大きくなっている今の社会で、本作を観た観客がどのような議論をすることを期待しますか?
アレックス・ガーランド:それは私が決めることではありません。ただ戦争を経験した兵士たちに、自身の体験を語る機会を与えたかっただけなので。私は人間を深く信用しています。冷笑するつもりなどまったくない。真実を語る人々の声が届けば、人々は自分の価値観にそれを取り入れてくれることでしょう。人々はこの映画で新たな情報を得るのです。
映画が戦争を経験した退役軍人や民間人の声をこれほどまでに無視してきたことをとても奇妙に感じます。ドキュメンタリーは存在するものの、映画は実際にその場にいた人々への関心が薄い傾向にある。それゆえに私は映画に対しては少し懐疑的ではありますが、観客に対してはそうではありません。だからレイの物語を観客に届けること自体に意義があると思います。私自身が興味深いと感じたように、彼らにも感じてほしいですね。
text by ISO
横浜ブルク13: 14:00-15:45 (95分)